研究課題/領域番号 |
15K10247
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
心臓血管外科学
|
研究機関 | 川崎医科大学 |
研究代表者 |
種本 和雄 川崎医科大学, 医学部, 教授 (90330547)
|
研究協力者 |
本田 威
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
|
キーワード | 血小板 / 自己血 / ヘパリン / 血小板機能 / 血小板凝集能 / 心臓手術 / 止血 / 成分採血 |
研究成果の概要 |
体外循環を用いた心臓手術にて、人工心肺開始早期に人工心肺回路からヘモネティクス社製コンポーネントコレクションシステムL/N9000を使用して自己血小板製剤の作成を行い、プロタミン中和終了後に返血し、血小板数および血小板凝集能の変化について検討した。手術開始時、人工心肺終了後プロタミン中和後、および自己血小板返血後の3地点で採血を行い、血小板数および血小板凝集能の検討を行った。人工心肺回路から有効な血小板凝集能を持った自己血小板を採取することができ、それを返血することによって血小板数および血小板凝集能が改善することが確認された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
少子高齢化に伴い、近い将来に直面するであろう血液製剤不足に対し、有効な打開策として自己血小板を採取する方法を確立した。心臓大血管手術中に人工心肺回路から有効な血小板凝集能を持った自己血小板を採取することができ、それを返血することによって血小板数および血小板凝集能の改善が得られることが確認された。また、人工心肺回路からの自己血小板採取は、これらの手術での出血量減少および血液製剤使用量の削減についての効果も期待できる。
|