研究課題
基盤研究(C)
血行動態負荷によって生じた大動脈の微小損傷は、マクロファージStat3活性を亢進したmSocs3-KOで解離に進展した。mSocs3-KOの微小損傷ではマクロファージが炎症性優位に機能分化し、平滑筋は血行動態負荷により増殖応答と組織修復能が増加したが、微小損傷では有意に低下していた。修復能低下のメカニズムとして、増殖応答の阻害因子で細胞老化や組織修復能の低下にも深く関わるInk4a/Arf発現が亢進していることを発見した。マクロファージ機能分化により炎症が亢進される一方、修復能を持つ平滑筋への機能分化が抑制されることにより解離を発症すると考えられた。
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