研究課題/領域番号 |
15K10304
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
脳神経外科学
|
研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
石原 秀行 山口大学, 医学部附属病院, 講師 (50346566)
|
研究分担者 |
鈴木 倫保 山口大学, 大学院医学系研究科, 教授 (80196873)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2017年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | 脳梗塞 / rt-PA療法 / rt-PA / 振動 / 脳塞栓症 / tPA療法 / 振動周波数 / 振動強度 |
研究成果の概要 |
本研究は、体外高周波振動装置を用い、 rt-PA静注療法による血栓融解を安全かつ簡便に誘導し、再開通率を向上させるための臨床応用を目指した基礎的実験である。脳梗塞超急性期のrt-PA静注療法は、閉塞血管を早期再開通させる脳梗塞の特効薬として臨床導入されたが、特に重症となる脳主幹動脈の塞栓性閉塞では、その早期再開通率は低い。in vitroで全血クロットを用いて、rt-PA存在下の振動刺激により、血栓溶解増強をもたらす至適振動数、振動強度を検討した。血栓溶解は振動強度と振動周波数に相関し促進され、至適振動条件は30~50Hz, 50~100dBと考えられた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
臨床実験までには至っていないが、体外振動装置は安全基準(JIS規格)内であるため、臨床応用可能な装置となった。重症脳梗塞に対するrt-PA療法の血栓溶解作用増強は、今後、一つの治療法として確立するものと考えている。
|