研究課題/領域番号 |
15K10317
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
脳神経外科学
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研究機関 | 日本医科大学 |
研究代表者 |
仁藤 智香子 日本医科大学, 医学部, 准教授 (30409172)
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研究分担者 |
須田 智 日本医科大学, 医学部, 講師 (00366733)
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研究協力者 |
岡田 尚巳
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 歯髄幹細胞 / 遺伝子治療 / 幹細胞移植 / 脳虚血 / 局所脳虚血モデル / アデノ随伴ウィルスベクター / 肝細胞増殖因子 / 脳梗塞 / 局所脳虚血 |
研究成果の概要 |
アデノ随伴ウイルス(AAV)ベクターを用いて肝細胞増殖因子(HGF)を強発現させたDPSC(DPSC/HGF)の移植により, 急性期脳梗塞における治療効果の増強が得られるか検討した. 虚血再灌流24時間後において, DPSC/HGF群では, 対照群およびDPSC単独群に比し有意な梗塞体積の縮小を認め, 皮質梗塞境界領域におけるIba1, TNF-α発現や神経細胞死も有意な抑制を認めた. HGF強発現DPSC移植では, 虚血脳組織における炎症抑制効果の増強が得られ, それらが神経保護効果に寄与した可能性が示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、ヒトの病態に近づけた脳虚血に対し、細胞治療と遺伝子治療の併用療法を静脈投与という最も侵襲の少ない投与法により、その有効性と安全性を検討する点が独創的である。これらのことが証明できれば、本研究は脳梗塞という最もメジャーな中枢神経損傷疾患に対する新たな治療戦略の樹立へとつながり、高齢社会を迎え増加の一途をたどる虚血性脳血管障害の臨床に多大に貢献するものと考えている。
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