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神経膠腫の悪性転化原因変異のエキソーム解析と血中分泌小胞分析による鑑別法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 15K10329
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 脳神経外科学
研究機関浜松医科大学

研究代表者

蓑島 伸生  浜松医科大学, 光尖端医学教育研究センター, 教授 (90181966)

研究分担者 大坪 正史  浜松医科大学, 光尖端医学教育研究センター, 助教 (10327653)
足立 直樹  浜松医科大学, 光尖端医学教育研究センター, 技術職員 (70300853)
徳山 勤  浜松医科大学, 医学部附属病院, 講師 (90313957)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2015年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
キーワード低悪性度グリオーマ / グリオブラストーマ / 悪性転化
研究成果の概要

本研究は、低悪性度グリオーマの悪性転化に係わる遺伝子変化を見出すことを目的とした。主解析対象は、予後良好マーカーIDH1変異陽性で悪性転化した症例とした。本症例の悪性転化前/後の腫瘍検体および血液の全エキソーム配列解析を行った。事前検討により検体の腫瘍均質性が低いことが想定されたため、検出力が高いFPVD法で解析し、非同義塩基変化/悪性転化後検体特異的/COSMIC癌変異情報を指標に64遺伝子94変異を得た。脳腫瘍の高頻度変異遺伝子のうち、TP53およびPDGFRAの変異を悪性転化後検体にて見出した。また、血中分泌膜小胞に内包される遺伝子と蛋白について基礎研究を行った。

研究成果の学術的意義や社会的意義

収集した脳腫瘍検体および血液検体について、IDH1,2変異を事前スクリーニングした。全100検体のうち、23検体にIDH1遺伝子R132変異を、1検体にIDH2遺伝子R172変異を見出した。今回の解析では、既に悪性転化を起こしている検体のみを主解析対象としたが、十分な知見を得るには更に多くの同様症例の解析が必要となる。残りの検体についても、今後の転化の状況により、解析を行う必要が生じる。悪性転化のみならず脳腫瘍のマーカー変異についての血液中の分泌膜小胞からの同定がなれば、侵襲度の低い鑑別検査法の確立に役立つ。

報告書

(5件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 2015 実施状況報告書

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公開日: 2015-04-16   更新日: 2020-03-30  

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