研究課題/領域番号 |
15K10345
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
脳神経外科学
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研究機関 | 大阪医科大学 |
研究代表者 |
松下 葉子 大阪医科大学, 医学部, 非常勤医師 (70512094)
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研究分担者 |
川端 信司 大阪医科大学, 医学部, 准教授 (20340549)
古瀬 元雅 大阪医科大学, 医学部, 准教授 (70340560)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | PET / 悪性神経膠腫 / 放射線壊死 / 画像解析 / 画像診断 / 治療効果 |
研究成果の概要 |
ホウ素フェニルアラニンをトレーサーとしたアミノ酸PET(FBPA-PET)は脳腫瘍治療後の治療効果の判定において有用である。脳腫瘍治療前後のFBPA-PET画像に対し、観察期間中における画像解析結果の推移を検討し、どの段階で治療効果の判定が可能であったかを検討した。各時点でのPET画像に対して、本研究で試作・使用する解析手法を用いて有用なパラメータの検出およびカットオフの算出を行った。FBPA-PETを用いた治療効果判定の手法を確立し、定量的パラメータを用いた経時的変化から効果判定を実施する有用性を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果は悪性脳腫瘍の経過観察に有用であるばかりでなく、良性病変に対しても、画像による経過観察期間の短縮または延長の判断や、治療無効例に対する早期外科療法の適応判断などに応用可能で、医療の向上および経済効果においても特に有効となる。 治療効果の早期判定は癌治療において重要な課題であり、治療後早期に効果判定がなされればその後の無意味な治療の継続が防止可能となり、患者への肉体的負担の軽減や医療経済上も有益となる。また、治療無効時のその後の治療のタイミングを遅らせることなく新規または別のプロトコールでの加療を行うことができる。
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