研究課題/領域番号 |
15K10350
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
脳神経外科学
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研究機関 | 国立研究開発法人国立がん研究センター |
研究代表者 |
成田 善孝 国立研究開発法人国立がん研究センター, 中央病院, 科長 (40392344)
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研究協力者 |
沖田 典子
佐藤 仁美
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | Quality of life / Malignant brain tumor / glioma / glioblastoma / brain metastases / 脳腫瘍 / 神経膠腫 / 転移性脳腫瘍 / QOL / I-ADL / EORTC / 膠芽腫 / グリオーマ / quality of life / QLQ-C30 / BN-20 / KPS / 中枢神経系悪性リンパ腫 |
研究成果の概要 |
悪性脳腫瘍に対する治療がQOLに与える因子について、神経膠腫(グレード2)・膠芽腫・中枢神経系悪性リンパ腫などの患者を対象として、EORTC QLQ-C30/BN-20などのQOLスコア表を用いて評価を行い治療上の問題点について検討した。 長期生存の悪性脳腫瘍患者は、経時的にもQOLは広い範囲で保たれていることが示唆された。再発や治療の影響により、KPSの低下がQOLの低下に関与していることが示された。悪性脳腫瘍においては、初期治療をしっかり行い再発させないことが、患者のQOLを保つ上では肝要であると考えられた。QOLを保つためには、積極的なリハビリだけでなく、患者への支援等も必要と考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
悪性脳腫瘍患者のQOLスコアの推移・変化をみることで、悪性脳腫瘍の治療上の問題点が明らかになり、その対策やリハビリや介護を考えることができる。悪性脳腫瘍患者のQOLは、神経症状の悪化や認知機能の低下によるPSが大きく影響する。QOLスコアを国内外の患者間で比較するためには、患者の活動度や機能を客観的にできる指標が必要である。本研究を通じて、欧州癌研究機関(EORTC)の脳腫瘍QOLメンバーとも交流することができ、国際的に使用可能な手段的日常生活動作(IADL)を測定するための調査研究を共同で行った。IADLスコアが今後国際臨床試験等にも用いられることが期待される。
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