研究課題/領域番号 |
15K10376
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
脳神経外科学
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研究機関 | 日本医科大学 |
研究代表者 |
金 景成 日本医科大学, 医学部, 准教授 (30339387)
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研究分担者 |
吉田 大蔵 日本医科大学, 医学部, 准教授 (30210701)
中嶋 隆夫 日本医科大学, 医学部, 助教 (30267190)
森本 大二郎 日本医科大学, 医学部, 助教 (80445783)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | 頸椎 / 有限要素法 / 固定術 / 吸収性スクリュー |
研究成果の概要 |
脊椎手術において、脊椎の可動性を制御するために行われる固定術には、高価な金属製インプラントが用いられるのが一般的であるが、医療経済の問題など、様々な問題がある。我々は、頸椎椎間関節固定術を安価な吸収性スクリューを用いて行い良好な成績を報告したが、剛性が劣る吸収性インプラントの頸椎固定術への応用においては生体力学的な研究が望まれる。今回我々は有限要素法を用いて、ヒト頸椎CT情報をもとにコンピューター上でヒト頸椎可動性モデルを作成した。本モデルを用いた吸収性スクリューによる頚椎椎間関節固定術をシミュレーションすることにより、吸収性スクリューが生理的環境下でその剛性は十分であることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脊椎手術は、高齢化社会に伴い益々増加している。脊椎固定術は脊椎の可動性を制御するためすでに多くの施設で行われているが、金属製インプラントを用いることが一般的である。しかし、金属製インプラントは高価である点、生涯体内に残る点、画像診断におけるアーチファクトの問題など、様々な問題を抱えている。近年の科学技術の進化とともに吸収性スクリューの剛性が高まり、脊椎手術への応用が期待され、すでに実際の手術で使われた報告もみられる。吸収性インプラントは、金属製のものと比べ剛性が劣るが、本研究において生理的環境下では十分に受容できる剛性があることが示された。今後、脊椎手術への応用がさらに進むことが期待される。
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