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術中脊髄モニタリングにおける新規アラームポイントの策定

研究課題

研究課題/領域番号 15K10399
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 整形外科学
研究機関名古屋大学

研究代表者

伊藤 全哉  名古屋大学, 医学部附属病院, 助教 (50447819)

研究分担者 今釜 史郎  名古屋大学, 医学部附属病院, 講師 (40467288)
安藤 圭  名古屋大学, 医学部附属病院, 病院助教 (40566973)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2016-03-31
研究課題ステータス 中途終了 (2015年度)
配分額 *注記
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワードalarm point
研究実績の概要

【目的】2007-2011年に当脊椎脊髄病学会モニタリング委員会により全国多施設調査を施行し、胸椎OPLL手術において麻痺を呈するBr-MEPの臨界点(麻痺を来すポイント)はコントロール波形の85%低下時と報告したが、麻痺を未然に防ぐアラームポイントは未だ議論の余地がある。本研究の目的は、胸椎OPLLの術後麻痺を未然に防ぐアラームポイントを検討することである。【方法】2012-2015年に前向き全国多施設調査を再施行し集積しえた胸椎OPLL 86例を対象とした。アンケートの内容は、麻痺を呈した症例の詳細(導出部位・筋数、術前・術後のMMT、モニタリング波形が低下した操作、術後麻痺の期間、術中・術後波形のコピー添付)とした。波形変化はコントロール波形の70%以上低下した時を波形変化ありとし、そのうち術後麻痺なく終えられたものをレスキュー症例、麻痺を呈したものを麻痺症例とした。検討項目は、1:麻痺を呈した症例の波形低下度、2:レスキューしえた症例の波形低下度、3:波形低下とMMT低下の関係を検討した。【結果】全86例中、波形が70%以上低下したのは16例(19%)であり、そのうち12例(14%)で麻痺を認め、4例(5%)でレスキューしえた。残り70例は麻痺を認めなかった。1:麻痺を認めた症例の波形低下度は82-100%の間で低下していた。2:レスキューしえた症例の波形低下度は4例中3例で73-77%の間で低下しており、1例のみ90%低下した。3:波形低下度とMMT低下の関係は弱い相関を示した。(r=0.56)【結語】胸椎後縦靭帯骨化症(OPLL)手術におけるBr-MEPのアラームポイントは80%低下が妥当である。

報告書

(1件)
  • 2015 実績報告書

URL: 

公開日: 2015-04-16   更新日: 2017-01-06  

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