研究課題/領域番号 |
15K10431
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 帝京大学 |
研究代表者 |
河野 博隆 帝京大学, 医学部, 教授 (20345218)
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研究分担者 |
小林 寛 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (20407951)
澤田 良子 東京大学, 医学部附属病院, 病院診療医 (30648308)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | デスモイド腫瘍 / 骨軟部腫瘍 |
研究成果の概要 |
デスモイド腫瘍は、深部軟部組織に発生する線維性腫瘍で、局所浸潤傾向があり、手術後の再発率が高いことが知られている。デスモイド腫瘍に対する標準的な治療はwait and seeであるが、症状がある場合または重要臓器に近接している場合、薬物治療が行われる。本研究は、デスモイド腫瘍の新規治療標的を探索するために、網羅的ゲノム解析を行った。まず、デスモイド腫瘍からcDNAライブラリーを作成し、NIH3T3細胞に安定導入し、形質転換した細胞がいくつか見られたが、共通して導入された遺伝子は同定できなかった。また、Exom-seqを行ったが、既知のbeta-catenin以外の異常は同定できなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、デスモイド腫瘍の新規治療法を開発するために、腫瘍の検体を用いて2つの解析を行った。まず腫瘍から得られた遺伝子を非腫瘍細胞にいれて、細胞の性状が変化するか否かを調べたが、デスモイド腫瘍の原因となりうるような遺伝子は同定できなかった。また、腫瘍検体の遺伝子を調べたところ、これまで知られているβーカテニンという遺伝子の異常以外に新たな遺伝子異常は同定できなかった。今後、異なる手法を用いて、デスモイド腫瘍に対する治療法を探索する予定である。
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