研究課題/領域番号 |
15K10474
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 島根大学 |
研究代表者 |
熊橋 伸之 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 講師 (00457178)
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研究分担者 |
内尾 祐司 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 教授 (20223547)
桑田 卓 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 助教 (80509000)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | アデノシン三リン酸 / 軟骨 / 滑膜 / アデノシン三燐酸 / P2X7受容体 / 関節液 / P2X7 受容体 / 変形性膝関節症 / 疼痛 / ヒアルロン酸 |
研究成果の概要 |
膝痛のため関節鏡視下手術を行った患者26名の関節液中のATP濃度は、半月板損傷群、軟骨損傷群、半月板損傷を伴った軟骨損傷群は、損傷なし群より有意に高値であった。また半月板損傷を伴った軟骨損傷群は、半月板損傷群、軟骨損傷群よりも有意に高値であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
変形性膝関節症における疼痛の原因は様々であり、明らかな原因は同定されていなかった。本研究で、膝痛のある患者の膝関節液中のアデノシン三燐酸(ATP)濃度の上昇源の同定を、手術の際に関節鏡視下に各構造物(靭帯、軟骨、半月板)の損傷を確認することで検証した。その結果、主に軟骨組織と半月板組織の損傷している患者で、損傷のない患者と比較し有意に上昇していた。以上から疼痛の原因である膝関節液中のATPは軟骨組織、半月板組織から放出されている可能性がある。
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