研究課題/領域番号 |
15K10554
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
麻酔科学
|
研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
戸部 賢 群馬大学, 医学部附属病院, 助教 (90400770)
|
研究分担者 |
小杉 謙介 朝日大学, 歯学部, 講師 (00650780)
須藤 貴史 群馬大学, 大学院医学系研究科, 助教 (60739621)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | 徐放薬 / 局所麻酔薬 / リドカイン / ポリ乳酸 / 術後鎮痛 / 術後痛 |
研究成果の概要 |
医用工学的手法であるDrug Delivery Systemを応用して、生体内分解材料を用いて長時間作用型鎮痛薬を作成し、安全かつ手技によらない強力な鎮痛方法を臨床応用できることを目的として研究を開始した。 10年来長時間作用型リドカイン徐放シートを作成しており、数日間放出し続ける徐放薬開発に成功し、動物実験からヒトボランティア試験を経て、実際の患者に投与する医師主導型臨床試験(術後痛に対するリドカイン徐放シートのⅠ/Ⅱ相臨床試験:UMINID000011945)で100症例の試験を終えたが、2018年度にその研究を論文化することができた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
局所麻酔薬の徐放薬を作成し、基礎研究から段階的にステップアップしてきて、ヒトボランティア試験、患者に対しての臨床試験を行うことができたことは非常に意義がある。昨今の臨床研究の流れから次のテーマにおいては手法に関しては検討の余地があるが、患者の急性痛もしくは慢性痛の管理において意義深いことができた。実際の臨床に広く利用されるようになると安全で簡便な鎮痛方法の開発に繋がり、患者のQOL上昇に加えて医療費の削減効果も期待できる可能性がある。
|