研究課題/領域番号 |
15K10637
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
泌尿器科学
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研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
齋藤 満 秋田大学, 医学部附属病院, 講師 (80400505)
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研究協力者 |
羽渕 友則
佐藤 滋
南条 博
井上 高光
山本 竜平
水戸部 陽子
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 腎移植 / リンパ節 / B細胞 / BAFF / rituximab / 抗体関連型拒絶反応 / 形質細胞 / 移植免疫 / 抗CD20抗体 / 活性型B細胞 |
研究成果の概要 |
2004年7月から2014年12月の期間に当科で腎移植療法を行った204症例のうち、明らかな拒絶反応を伴わない181例を対象に3次リンパ組織の検討を行った。移植後1か月、6カ月、12か月後の定期腎生検標本を用いて3次リンパ組織を形成している症例について、その移植腎機能、拒絶反応との関連性、危険因子などについて検討した。 移植腎に3次リンパ組織形成があり且つその成熟度が高い症例では、3次リンパ組織形成が無い、もしくはあってもその成熟度が低い症例と比較して、移植後5年までの移植腎機能が有意に低いことが判明した。これはRituximab(RIT)投与の有無にかかわらない結果であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
RIT投与した症例ではB細胞が著明に減少しているため、理論的には3次リンパ節形成は起こりにくいはずである。免疫学的リスクが高い症例のみならず、これまで通常の免疫抑制プロトコールで腎移植を行っていた症例も、RITを術前に投与しておいた方が移植腎予後が改善する可能性が示唆された。 このことは固形臓器移植における、拒絶反応とは異なる炎症反応が発生するメカニズムを明らかにするための一助となる可能性があり、このことが明らかとなれば移植腎予後の更なる改善が期待できるものと思われる。
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