研究課題/領域番号 |
15K10753
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
菅原 一真 山口大学, 大学院医学系研究科, 准教授 (20346555)
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研究分担者 |
山下 裕司 山口大学, 大学院医学系研究科, 教授 (00210419)
原 浩貴 川崎医科大学, 医学部, 教授 (90274167)
廣瀬 敬信 山口大学, 医学部附属病院, 講師 (80555714)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2015年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 内耳 / 内耳有毛細胞 / 内耳感覚細胞障害 / 卵形嚢培養 |
研究成果の概要 |
内耳感覚細胞が障害される際,細胞内シグナル伝達に関わる分子群の活性化が誘導され,その後に感覚細胞が死滅する。哺乳動物の感覚細胞はひとたび障害されると再生されることはなく,現在の難聴治療上の障壁となっている。本研究では内耳感覚細胞におけるミトコンドリアに着目した研究を行った。手段としてRNAによる分子生物学的手法の導入を試みた。 結果として,内耳感覚細胞においてもミトコンドリア機能を保護することで,細胞傷害を抑制できることを明らかにした。In vivo動物モデルの構築に難渋したが,他の薬剤を用いたモデルは構築し,英文誌に報告した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
内耳感覚細胞死のメカニズムは最近の研究で明らかになりつつあるが,まだ治療方法として確立されたものはない。本研究は動物実験のレベルであるが,これまでに報告されていない手段を用いて,内耳感覚細胞を保護できることを示した。さらに研究が進展することで,内耳疾患の新しい治療法の一手段につながることを期待している。
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