研究課題/領域番号 |
15K10758
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
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研究機関 | 和歌山県立医科大学 |
研究代表者 |
保富 宗城 和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (90336892)
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研究分担者 |
湯浅 純 和歌山県立医科大学, 医学部, 学内助教 (10725550)
池田 頼彦 和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (20423949)
平岡 政信 和歌山県立医科大学, 医学部, その他 (80423945)
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研究協力者 |
河野 正充 和歌山県立医科大学, 医学部, 助教 (20511570)
杉田 玄 和歌山県立医科大学, 医学部, 助教 (20407274)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 母体免疫 / 肺炎球菌 / 母乳栄養 / 免疫学的記憶 |
研究成果の概要 |
肺炎球菌の表面蛋白抗原PspAを用いて母体経鼻免疫後の母乳栄養による乳幼児期の免疫システムの構築について検討した。母体経鼻免疫母マウスより生まれた仔マウスでは血清中の特異的抗体価は高値を示した。また、免疫母マウスによる母乳哺育を受けた仔マウスでは、生後6週齢においても抗原再刺激により特異的抗体の再活性が認められた。これらの結果から、母体経鼻免疫では母乳を介して新生児マウスに免疫応答が移行し、仔マウスでの免疫学的な記憶が誘導されることが判明した。母体免疫では、IgG抗体を主体とする胎盤移行抗体が新生児期の未熟な免疫能を補うのみでなく、母乳栄養が乳幼児期の免疫応答に重要な役割を果たすと考えられた。
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