研究課題/領域番号 |
15K10762
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
神崎 晶 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (50286556)
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研究分担者 |
藤岡 正人 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (70398626)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 内耳 / 薬物動態 / 局所投与 / ドラッグデリバリー / ドラッグデリバリーシステム |
研究成果の概要 |
新しいin vivo imaging systemとGFAP-Luc マウスを用いて、薬物動態を解析した。局所投与と全身(静脈)投与のそれぞれの単独投与群と局所と全身投与の併用群で薬物動態を観察比較した。そこで得られたシグナルのピークは、全身投与後よりも局所注入(鼓室内投与)で早くみとめられた。局所投与のみ(TT-left)群と比較して全身投与(静脈注射)と局所投与併用(CT-left)群でtotal photon counts ならびにAUCは有意に増加していた。すなわち、内耳に取り込まれた総量は併用群で最も多く、次いで局所投与のみ群、静脈投与群の順であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
内耳性障害による難聴は難治性である。内耳への治療として、ステロイドの全身投与に加えて局所投与が効果的である、という報告が散見される。一方、内耳薬物動態については不明である。今回、生体モニタリングを用いて内耳薬物動態を解析し、併用投与の方が好ましいという結論に至ったことは今後の難聴治療を変革させるという点で学術的意義がある。アメリカの突発性難聴ガイドラインの解説では、本研究成果を用いた神﨑の過去論(Kanzaki S et al.PLoS one 2014) が引用されており、局所投与を推奨している。WHOによれば難聴はQOLを阻害する7番目の症状であり、その治療は社会的インパクトがある。
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