研究課題/領域番号 |
15K10765
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
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研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
櫻井 結華 東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (50307427)
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研究分担者 |
原 央子 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (40528452)
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研究協力者 |
小島 博己
宇田川 友克
栗原 渉
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 先天性難聴 / コンディショナルノックアウトマウス / CRIPR/Cas9 / CRISPR/Cas9 / コンディショナルノックアウト / CRISPR/ Cas9 |
研究成果の概要 |
申請者らはSix1遺伝子のエンハンサー解析を行い内耳特異的に発現活性を有する内耳エンハンサーを発見した。この成果を基盤に、内耳特異的コンディショナルノックアウトマウスを作製する汎用性の高い実験系の開発を行った。まず、汎用されている技術であるCre/loxPシステムを用い、内耳エンハンサーを用いたCreマウスを作製した。さらに、新規ゲノム改変技術であるCRISPR/Cas9システムを用いた、より簡便なコンディショナルノックアウトマウス作製方法の基盤構築を行った。アデノウイルスベクターを用いた遺伝子導入と組み合わせることで、短期間低コストでコンディショナルノックアウトが可能になるものと考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
先天性難聴は1000人に1人の確率で発生する先天性疾患であり、近年、種々の原因遺伝子が指摘されている。この病態や病状の進行の仕方については未だに不明点が多いため、病態解析のための疾患のモデル動物作製が重要となる。しかし、現存のモデルマウスは心臓や肺などの他臓器合併症により多くは胎生致死となり、生後の聴覚生理が研究できないという問題がある。こうした問題に対する一つのアプローチとして、内耳特異的コンディショナルノックアウトマウスの作製が挙げられる。胎生致死を回避することで、出生後に成熟することが知られている内耳の聴覚と平衡覚が解析可能となる。本実験系は難聴の病態解析の進捗に寄与するものである。
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