研究課題
基盤研究(C)
頭頸部扁平上皮がん(HNSCC)でのタイト結合関連分子JAM-Aを解析した。HNSCCでは、悪性度の増加に伴いJAM-A発現の亢進がみられた。ELISA 法を用いてHNSCC患者の血清中のJAM-Aを測定すると正常より高い傾向がみられた。JAM-A を高発現している癌細胞株を解析したところ、JAM-Aが転写因子であるp63/GATA-3に依存して高発現していた。HNSCCで発現亢進しているヒストン脱アセチル化酵素を阻害したところ、p63の低下、JAM-Aの発現低下、がん細胞の浸潤・遊走抑制がみられた。JAM-AはHNSCCで診断・分子標的治療のターゲットになりうると考えられた。
すべて 2017 2016 2015
すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (8件) (うち国際学会 5件)
Ann N Y Acad Sci.
巻: 1405 号: 1 ページ: 25-31
10.1111/nyas.13456
Anticancer Research
巻: 36 ページ: 5895-5904
Adv. Otorhinolaryngol
巻: 77 ページ: 92-97
Oncotarget
巻: 7 ページ: 33887-33900
巻: . 号: 23 ページ: 1-14
10.18632/oncotarget.8432