研究課題/領域番号 |
15K10838
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
眼科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
宇治 彰人 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (60534302)
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研究分担者 |
村上 智昭 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (50549095)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 糖尿病 / 補償光学 / 網膜血管 / 血管壁 |
研究実績の概要 |
平成27年度は、生体網膜を非侵襲的に高解像度で観察することができる補償光学を共焦点レーザー眼底鏡に応用したAOSLOを用いて、健常者、高血圧患者の網膜血管壁の撮影を行った。解析に先立ち、血管壁解析ソフトウェアの開発をおこない、血管壁のセグメンテーション、壁厚の定量が可能となった。また、血管壁の拍動が計測に与える影響は無視できないため、心拍動と同期し、拍動にともなう血管壁の変化が解析可能となるソフトウェアに仕上げた。結果、正常被験者51人、高血圧患者22人の撮影に成功した。正常群において、加齢に伴い、外径、内径は変化を認めなかったが、壁厚、wall-to-lumen ratioは増加した。50歳以上に限定して、両群間の比較を行ったところ、Wall-to-lumen ratioは、高血圧群で有意に大きく、血圧は、内径、壁厚、wall-to-lumen ratioと相関を認めた。AOSLOは、非侵襲的な網膜動脈壁の観察を可能にし、再現性の高い血管壁の計測を可能にした。
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