研究課題/領域番号 |
15K10877
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
眼科学
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研究機関 | 和歌山県立医科大学 |
研究代表者 |
白井 久美 和歌山県立医科大学, 医学部, 准教授 (70326370)
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研究分担者 |
雑賀 司珠也 和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (40254544)
岡田 由香 和歌山県立医科大学, 医学部, 准教授 (50264891)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | ムチン / Muc16 / 眼表面炎症 / 点眼防腐剤 |
研究成果の概要 |
ムチン減少による結膜炎症増強の機序解明を目的として、Muc16欠損による点眼薬防腐剤BAC(塩化ベンザルコニウム)点眼後の眼表面への影響、およびMuc16欠損によるTLR(Toll-like receptor)系の活性化への影響の有無について調べた。 BACの暴露による結膜炎症反応とMuc16の関連は確認されなかった。眼表面常在細菌の菌体成分であるLPS(Lipopolysaccharide)やPGN(peptidoglycan)の暴露による結膜炎症反応とMuc16の関連は確認されなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ムチンMuc16減少による結膜炎症の増強は、点眼薬防腐剤BAC暴露に影響されなかった。また眼表面での常在細菌(菌体成分)に対する自然免疫TLR系の活性化と結膜炎症制御におけるムチンMuc16の有無の影響は確認されなかった。 これらの結果より、今後は別の観点から、ムチンMuc16減少による結膜炎症の増強の機序解明、さらにはムチンMuc16のドライアイ診療での役割評価を目指すことが必要である。
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