研究課題/領域番号 |
15K10953
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
形成外科学
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研究機関 | 東京女子医科大学 |
研究代表者 |
清水 一彦 東京女子医科大学, 医学部, 助教 (90385394)
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研究分担者 |
森島 正恵 東京女子医科大学, 医学部, 助教 (00241068)
菊田 幸子 東京女子医科大学, 医学部, 助教 (10367089)
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研究協力者 |
江﨑 太一
有村 裕
加藤 幸成
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | リンパ節 / リンパ管 / PDPN / 創傷治癒 / podoplanin / ケモカイン / リンパ節移植 / リンパ管新生 / 間質細胞 |
研究成果の概要 |
本研究は機能的リンパ管とリンパ節の再生機序を明らかにすることを目的として、①リンパ節移植の形態学的解析、②創傷モデルを用いたリンパ管マーカー陽性細胞の形態、機能解析、の2つのモデルを用いて研究を進めた。 ①については、リンパ節を移植後、経時的に観察を行った。その結果、リンパ節内部の構造が回復するまでには、移植後数ヶ月後を要した。②については舌創傷治癒モデルを用いて解析を行った。創傷作製後1日目にリンパ管マーカーであるPDPNに陽性の細胞が多数出現し、PDPNが細胞内シグナル経路を活性化することでケモカイン等を産生し、大食細胞等の組織修復に関わる細胞を遊走させる可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は自然再生することはないリンパ節を移植することにより再生させ、さらにリンパ管再生誘導を目的としたリンパ管マーカー陽性細胞の性状を調査した。 リンパ節移植はリンパ浮腫の治療法として注目されており、その再生過程の経時的な変化を明らかにしたことの社会的意義は非常に大きい。また、リンパ管マーカー陽性細胞が組織修復に関わる事を明らかにした。この結果は今までに全く知られておらず、基礎医学的・生物学的な意義は極めて高いと思われる。
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