研究課題
基盤研究(C)
マウスの下歯槽神経完全切断モデルを確立し、形態・機能的な再生過程について解析した。軸索切断2週間以内に少なくとも一部のC線維は適切な受容野に向けて軸索の伸展を開始していること、非ペプチド作動性ニューロンと比較してペプチド作動性ニューロンでより神経化学的な軸索再生が起こりやすいことを見出した。一方、侵害刺激に対する逃避反射閾値の回復は損傷後2週間では不完全であり、かつ侵害刺激により活性化される二次ニューロンまたは介在ニューロンの脳内分布に変調が起きていることを明らかにした。さらに、軸索損傷による逃避反射閾値の上昇と延髄内でのE-cadherin発現量の変調との間に負の相関があることを見出した。
すべて 2018 2017 2016 2015
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (5件) (うち国際学会 1件)
J Oral Sci
巻: 印刷中
130007553063
Pain
巻: 158 号: 9 ページ: 1754-1764
10.1097/j.pain.0000000000000973