研究課題/領域番号 |
15K11142
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
保存治療系歯学
|
研究機関 | 福岡歯科大学 |
研究代表者 |
松本 典祥 福岡歯科大学, 口腔歯学部, 講師 (80597948)
|
研究分担者 |
畠山 純子 福岡歯科大学, 口腔歯学部, 助教 (50374947)
阿南 壽 福岡歯科大学, 口腔歯学部, 教授 (80158732)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
|
キーワード | アメロゲニン / 生体活性ガラス / 骨再生 / 骨欠損窩洞 / 骨形成 |
研究成果の概要 |
アメロゲニン(AME)を再生促成因子として、また、生体活性ガラス(BAG)を足場として併用することにより、効果的な硬組織再生療法が開発できないか検討するため、動物実験を行った。ラットの頭蓋骨に骨欠損窩洞を形成してそこに試料を埋入し、経時的な硬組織形成の量と状態を評価した。定量解析の結果、AME単独、BAG単独の場合と比較して、AMEとBAGを併用することにより、多くの硬組織形成が認められる傾向を示したが、有意差は認められなかった。また、組織学的にはAME+BAG群で、術後8週目において窩洞全域にわたって厚い線維性の硬組織像の形成が認められた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
再生療法の場においてAMEもBAGもその有用性が報告されており、いくつかの商品が歯科再生療法の現場でも使用されている。しかしながら、これらの材料の作用機序についてはいまだ不明な点も残っており、両者を併用した場合の効果についてもいまだ賛否両論あり、最終的な結論は出ていない。今回、骨誘導因子としてAMEとBAGを応用し、骨髄腔の存在しない頭蓋骨欠損部での実験結果を検討することで、その作用機序について詳しく解析するとともに、両者を併用することで、消失した硬組織のより効率的な再生法の確立を目指している。
|