研究課題/領域番号 |
15K11174
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
補綴・理工系歯学
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研究機関 | 東京歯科大学 |
研究代表者 |
上田 貴之 東京歯科大学, 歯学部, 准教授 (20366173)
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研究分担者 |
竜 正大 東京歯科大学, 歯学部, 講師 (20549985)
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研究協力者 |
櫻井 薫
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研究期間 (年度) |
2015-10-21 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 有床義歯 / 口腔衛生管理 / 可撤性義歯 / 高齢者 / 二酸化チタン / コーティング / 老年歯学 |
研究成果の概要 |
床用レジンに対する二酸化チタンコーティングの微生物およびデンチャープラークの付着抑制効果を口腔内にて評価する目的で本研究を行った。 被験者は、健常有歯顎者10名(平均年齢27±2歳)とし、デンチャープラーク、微生物数、ガムの三項目について評価を行った。 その結果、二酸化チタンコーティングを施したレジン表面では、デンチャープラーク、微生物、ガムいずれにおいても付着抑制効果を認めることができた。 床用アクリルレジンに対するスプレー法による二酸化チタンコーティングは、口腔内においてデンチャープラーク、微生物およびチューイングガムに対する付着抑制効果を発揮することが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高齢者や要介護者は義歯の清掃が不十分であり、多量のデンチャープラークの付着を認める。デンチャープラークは義歯性口内炎や誤嚥性肺炎の一因となるため、より簡便に清掃可能な義歯の開発が必要である。 床用アクリルレジンに対する二酸化チタンコーティングは、口腔内においてデンチャープラーク、微生物およびチューイングガムに対する付着抑制効果を発揮することが示された。義歯を清潔に保つことは高齢者を含めて重要なテーマであり、臨床的意義の大きい研究であると考える。
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