研究課題/領域番号 |
15K11201
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
補綴・理工系歯学
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
成田 紀之 日本大学, 松戸歯学部, 客員教授 (10155997)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 口顎ジストニア / 経頭蓋磁気刺激 / 近赤外光イメージング / QOL / 筋電図 / rTMS / fNIRS / 感覚運動皮質 / 経頭蓋磁気刺激(TMS) / 口下顎ジストニア / 不随意運動 / 光トポグラフィー(NIRS) / 経頭蓋磁気刺激(TMS) / 不随意運動症 / 光トポグラフィ(NIRS) |
研究成果の概要 |
本研究では、口顎ジストニアのQOLならびに皮質活動性に対する一次運動野への経頭蓋磁気刺激の効果を検討した。口顎ジストニアは、健常者と比較して、Symptom Checklist-90-R(SCL-90R)による抑うつと身体化、ならびに口腔QOLと身体QOLに有意な変調を示した。口顎ジストニアへの経頭蓋磁気刺激は、術前と比較して、SCL-90Rによる抑うつと身体化、口腔QOL、さらには皮質活動性(運動前野と補足運動野、一次感覚運動野)に有意な改善を示した。以上のことから、口顎ジストニア患者への経頭蓋磁気刺激は、精神心理、口腔QOL、一次感覚運動野口顎領域の皮質活動性に有意な改善を示唆した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
口顎ジストニアの治療法については、未だ、国際的にも十分な検討がなされていない。本研究結果に示された、経頭蓋磁気刺激による口顎ジストニアの精神心理、口腔QOL、ならびに口顎の異常運動に関連する皮質活動性への改善効果は、口顎ジストニアへの経頭蓋磁気刺激の有効性を示唆するものと考えている。今後fMRIなどの脳機能検索を充実させ、かつ、さらなる検討を重ねることで、口顎ジストニアへの経頭蓋磁気刺激が臨床的に可能となるものと考えている。
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