研究課題/領域番号 |
15K11240
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科系歯学
|
研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
吉村 仁志 福井大学, 学術研究院医学系部門, 准教授 (40362917)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | 口腔癌 / カテキン / 増殖抑制 / アポトーシス / 癌 / シグナル伝達 / タンパク質 |
研究成果の概要 |
本研究では、口腔扁平上皮癌(OSCC)に対するエピガロカテキン-3-ガレート(EGCG)の有用性を評価した。in vitroでEGCGは,HSC-3細胞の生存率を時間および用量依存的に抑制した。EGCGは腫瘍細胞のG1期での停止を誘導した。EGCGは、カスパーゼ3および7の活性、アポトーシス細胞の割合を有意に増加させた。in vivo異種移植片実験では、EGCGは腫瘍サイズの減少をもたらした。EGCGと対照群の間にKi-67発現に有意差があり、EGCG群のアポトーシス細胞の割合は有意に大きかった。本研究は、EGCGが細胞周期の進行およびアポトーシスに影響を及ぼし細胞増殖を阻害することを示した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
口腔扁平上皮癌(OSCC)は口腔領域で最も一般的な悪性腫瘍の1つである。現在の治療戦略にもかかわらず、生存率は数十年間改善されていない。したがって、OSCCの治療への新しいアプローチを開発することは重要であった。我々の結果は、口腔癌治療への新しいアプローチとしてのエピガロカテキン-3-ガレート(EGCG)の治療応用への可能性を示唆した。
|