研究課題/領域番号 |
15K11265
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科系歯学
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研究機関 | 北海道医療大学 |
研究代表者 |
奥村 一彦 北海道医療大学, 歯学部, 教授 (60194510)
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研究分担者 |
磯貝 恵美子 東北大学, 農学研究科, 教授 (80113570)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | エピジェネティク / ADAR1 / AZIN1 / FLNB / 口腔扁平上皮癌 / RNA編集異常 / FNLB / 癌の悪性化進展 / ADAR1遺伝子 / レンチウイルスベクター / 造腫瘍活性 / 細胞増殖活性 / 細胞遊走能 / 基底膜浸潤能 / ADAR2 / 癌細胞浸潤能 |
研究成果の概要 |
口腔扁平上皮癌は口腔領域で最も多い悪性腫瘍で、様々な性格を有した遺伝的変化やDNAの配列変化によらない遺伝子発現であるエピジェネティクな変化によって形成される腫瘍である。最近、アデノシン(A)をイノシン(I)に変換するA-to-I編集を担うADARsが、ヒトの癌における潜在的なエピジェネティクな変化に関与していることが示されている。そこで、我々は悪性化進展におけるRNA編集酵素ADARとADARによるRNA編集異常の役割について検討した。 その結果、口腔扁平上皮癌ではADAR1の過剰発現によってAZIN1とFLNBに編集異常を起こし、悪性化進展を促進していることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
A-to-I編集を担うADARsが、ヒトの癌における潜在的なエピジェネティクな変化に関与していることが示されている。そこで、我々は悪性化進展におけるRNA編集酵素ADARとADARによるRNA編集異常の役割について検討した。その結果、口腔扁平上皮癌ではADAR1の過剰発現によってAZIN1とFLNBに編集異常を起こし、悪性化進展を促進していることが示された。これらの結果から、ADARの異常発現が RNA 編集異常の頻度を高め悪性化進展に関与することを示した。 本研究によって、RNA編集異常を標的とした診断法や治療法の開発に向けての基盤研究が確立できると考えられる。
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