研究課題/領域番号 |
15K11266
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科系歯学
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研究機関 | 明海大学 |
研究代表者 |
村上 幸生 明海大学, 歯学部, 准教授 (00286014)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 抗酸化剤 / フェノール関連化合物 / 酸化還元 / 転写因子 / 抗酸化性フェノール関連化合物 |
研究成果の概要 |
抗酸化性フェノール関連化合物であるユージノール、ビスユージノール、レズベラトロール、ケレスチン、ポリエンカロチノイドのリコペン、β-カロテン、α,β-不飽和カルボニル化合物等を使用してLPS刺激培養細胞の向炎症性生理活性物質産生や酸化還元感受性転写因子活性化の調節作用について検討した。抗酸化作用を持つフェノール関連化合物は低濃度で抗炎症作用を発揮した。ヘムオキシゲナーゼ 1発現増強の観点から、これらの化合物の抗炎症作用はラジカル捕捉活性と関連した求電子剤/抗酸化剤応答エレメント転写系の効力の増強を来す可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
酸化還元感受性転写因子であるNF-κB、Hif1α、Nrf2等は炎症や低酸素、酸化ストレスで活性化され、生活習慣病を引き起こす素因になると考えられており、その活性制御の不良により炎症性疾患や悪性新生物が発症する。それゆえ、今回の研究成果は抗酸化性を有するフェノール関連化合物等の酸化還元感受性転写因子の活性化調節のメカニズムの一端を解明し創薬に重要な役割を果たすと考える。昨今の天然資源の健康食品や医薬品への応用が報じられている中で、転写因子活性化調節作用を担うフェノール関連化合物を始めとした抗酸化性化合物を探査することは光線化学療法を含めた多くの難治性口腔疾患の新たな治療を導くものと考えられる。
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