研究課題/領域番号 |
15K11288
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科系歯学
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研究機関 | 大阪大学 (2017-2018) 東京医科歯科大学 (2015-2016) |
研究代表者 |
鵜澤 成一 大阪大学, 歯学研究科, 教授 (30345285)
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研究分担者 |
坂本 啓 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 講師 (00302886)
茂櫛 薫 順天堂大学, 医学(系)研究科(研究院), 非常勤講師 (60569292)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 腫瘍内不均一性 / 口腔 / 癌 / ゲノム / 悪性腫瘍 / 不均一性 / 転移 |
研究成果の概要 |
舌癌原発巣と同一患者に生じた リンパ節転移巣に生じている腫瘍内不均一性の変化をSNPsアレイを用いて解析した。その結果、CNVは転移過程において原発巣とリンパ節転移巣ではほぼ一致していたが、E2F遺伝子がリンパ節特異的にコピー数が増加していることを見出した。また、リンパ節転移を有する舌癌症例を次世代シークエンサーによりディープシークエンスを行い、遺伝子変異の同定ならびに同変異を有するクローンの頻度を解析した。その結果、TP53, CDKN2A, ATMに遺伝子異常が認められ、そのような異常を有するクローンの頻度は原発巣とリンパ節転移巣との間で大きく異なっていることを見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
口腔癌に限らず「腫瘍内不均一性」が、癌治療における大きな障壁になっている。そのため、今後、新規治療法開発に際しては、癌組織という複雑な細胞集団における不均一性の正確な評価が求められる。本研究では口腔癌の「正常→上皮性異形成→浸潤癌」という発癌過程における腫瘍内不均一性の評価法の開発を図り、さらに、リンパ節転移過程における腫瘍内不均一性の解析に初めて取り組み、将来の癌治療への基礎的知見を与えたと考える。
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