研究課題
基盤研究(C)
矯正歯科治療により生ずることがある歯根の先端部分が吸収する動物実験モデルを作製した。そのモデルの応用によりアレルギー疾患の関与は明確でなかったものの、炎症に関連する因子が歯根吸収の発症に関与することが示唆された。歯根が完成していない歯の移動では明らかな歯根先端部分の吸収は認められなかったが、短期間の歯の移動と比較して比較的長期間の移動では歯根先端が曲がりながら成長するため、歯根長が若干短縮していた。
矯正歯科治療で回避したい歯根の先端部分が吸収の動物実験モデルができたことから、原因究明や予防に関する研究が進むことが期待される。歯根が完成していない歯の矯正歯科治療についても新たな知見が得られ、より安全な矯正歯科治療が行われるようになることが期待される。生理的な乳歯歯根吸収ならびに永久歯萌出機構に関する新たな知見も埋伏歯・異所性萌出歯に伴う永久歯歯根吸収の原因究明や予防に活用されていくことが期待される。
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すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (6件) (うち国際学会 1件、 招待講演 2件) 備考 (5件)
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