研究課題/領域番号 |
15K11407
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会系歯学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
佐藤 しづ子 東北大学, 歯学研究科, 助教 (60225274)
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研究分担者 |
笹野 高嗣 東北大学, 歯学研究科, 名誉教授 (10125560)
庄司 憲明 東北大学, 大学病院, 講師 (70250800)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 震災ストレス / 東日本大震災 / 口腔乾燥 / 総唾液分泌量 / 小唾液腺分泌量 / 味覚障害 / 高齢者 |
研究成果の概要 |
東日本大震災被災地で被災者を対象に、口腔乾燥ならびに味覚障害に関する疫学調査を行った。口腔乾燥については総唾液分泌量測定と小唾液腺唾液分泌量を、味覚障害については5基本味の味質認知閾値を測定し、東日本大震災による精神的ストレスを、POMSを用いて評価した。その結果、精神的ストレスが大きいほど、総唾液分泌量測定または小唾液腺唾液分泌量は低下し味質感受閾値は上昇し、精神的ストレスと口腔乾燥、味覚障害に関連がみられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
東北大学病院には、東日本大震災後に口腔乾燥および味覚障害に起因する全身状態の悪化を訴える高齢者が訪れている。しかしながら、震災ストレスとの関連は不明だった。震災後長期ストレスと口腔乾燥および味覚障害発症の関連があることを明らかにした本研究成果は、震災後の高齢者に多発する「全身状態の悪化」を予防・治療ための新たな戦略として、災害医療への提言につながる。
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