研究課題/領域番号 |
15K11470
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 岩手県立大学 |
研究代表者 |
高橋 有里 岩手県立大学, 看護学部, 准教授 (80305268)
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研究分担者 |
武田 利明 岩手県立大学, 看護学部, 教授 (40305248)
三浦 奈都子 (小山奈都子) 岩手県立大学, 看護学部, 准教授 (40347191)
及川 正広 東北福祉大学, 健康科学部, 講師 (60537009)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 硬結 / 筋肉内注射 / 徐放性製剤 / 精神科 / 予防的ケア / デポ剤 / 統合失調症 / 看護 / 予防ケア / ハロマンス / 除放性製剤 / 持効性注射剤 |
研究成果の概要 |
硬結は同一部位に頻回に注射されることにより形成すると言われ,その予防のためには注射のたびに部位を変えることが原則で,左右交互に部位選択するなどの工夫がされてきた.しかし,それでもなお徐放性製剤の筋注においては,多くの看護師が硬結を経験し,硬結のある患者の半数以上が痛みや違和感に困るなど,十分予防できていなかった. そこで本研究では,精神科領域で使用されている一つの徐放性製剤ついて取り上げ,動物を用いた基礎研究と臨床介入研究を行なった.その結果,注射後の筋収縮運動を行うことで硬結の発生を抑制できることが示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
油性徐放性製剤に起因する硬結は,患者の苦痛となり,看護師に苦悩や困難をもたらし,ときに薬効に影響を及ぼしているにもかかわらず有効な予防策が確立されていなかった.本研究で検討した介入方法の効果が示唆されたことは有意義であり,さらに症例数を増やして予防法として確立することができれば,良好な症状コントロールによる疾患の治療効果が期待でき,患者のQOL向上や,対応に困っている臨床看護師の課題解決に寄与できる.
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