研究課題/領域番号 |
15K11472
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 埼玉県立大学 |
研究代表者 |
新村 洋未 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 准教授 (70315703)
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研究協力者 |
國澤 尚子 医療生協さいたま地域社会と健康研究所, 副所長
小川 鑛一 元東京電機大学, 教授
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2015年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 看護技術 / 採血 / 可視化 / 静脈血採血 / 熟練者 |
研究成果の概要 |
本研究では、成功率の高い採血の教育モデルを考案することを目的に、個人差が大きい静脈血採血の穿刺力を定量的に測定、可視化する方法を開発した。具体的には二軸力測定器と皮膚硬度・血管深度の異なる皮膚モデルを作成し、穿刺力の測定が可能であることを確認した。初心者・熟練者の穿刺力を測定した結果、明らかな差異は見いだせなかったものの、熟練者は皮膚血管の状態に合わせて穿刺動作を意図的にコントロールしていることが明らかになった。感覚的な手技を測定し、可視化できるツールは看護技術教育への活用が期待できる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
採血の穿刺技術に関し、熟練看護師は実践知を無意識のうちに活用していることが予測される。一方、初学者への技術教育では穿刺手技が感覚的に教授されることが多く、技術習得を困難にする要因となっている。本研究により採血の穿刺手技・穿刺力を力学的な視点で測定し、可視化できるようになったことで、熟練者の感覚を初学者に伝えることが可能となる。本研究の成果は、看護基礎教育だけでなく新人看護職員の技術教育でも応用でき、医療の受け手である患者の苦痛軽減を図ることに繋がる。
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