研究課題/領域番号 |
15K11476
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
塚越 みどり 横浜市立大学, 医学部, 准教授 (60405016)
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研究分担者 |
船越 健悟 横浜市立大学, 医学研究科, 教授 (60291572)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 温罨法 / パーキンソン病 / 温熱受容体 / 温熱刺激 / 冷え / パーキンソン病モデルラット |
研究成果の概要 |
パーキンソン病において手足の冷え症状を訴える患者がおり、これは自律神経症状と考えられる。動作緩慢、筋固縮を伴うため、日常生活動作、運動などのセルフケアにより血流の改善などを促すことができない場面では、背部への温刺激が冷え症状の軽減に効果が期待できると考えた。本疾患患者へ蒸しタオルによる10分間の背部温罨法を行い、実施前後の皮膚温、冷え症状を測定したところ、実施後は皮膚温が上昇し冷え症状が軽減していた。短時間でも症状の軽減がはかれることは患者のQOLに貢献できると考える。さらに、本疾患モデルラットにおいては、背部筋血管周囲へ投射するTRPV4、CGRP陽性知覚神経細胞は少なかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
パーキンソン病患者において、手足の冷え症状を有する患者がおり、そのような症状を日常生活動作や運動などのセルフケアにより改善することは難しい。背部への温刺激は、体幹だけでなく、手足の皮膚温も上昇させることが可能であり、本研究では10分間の背部温罨法を行い、皮膚温や症状への効果を検証した。実施後は手足の皮膚温の上昇、症状の軽減がはかれたことから、本疾患の患者への看護援助として有用であることが示唆された。
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