研究課題/領域番号 |
15K11485
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 東京有明医療大学 |
研究代表者 |
前田 樹海 東京有明医療大学, 看護学部, 教授 (80291574)
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研究分担者 |
山下 雅子 東京有明医療大学, 看護学部, 准教授 (20563513)
北島 泰子 東京有明医療大学, 看護学部, 准教授 (30434434)
中村 充浩 東京有明医療大学, 看護学部, 講師 (60553899)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 経験 / 熟達化 / 暗黙知 / 看護技術 / 実践知 / 技術教育 / ヒュ-リスティクス / 形式知 |
研究成果の概要 |
技術習得過程は、知識獲得の段階とその全体的な統合の段階の二段階あるという仮説検証のために、(1)精神科看護における暗黙知的な技術獲得過程、(2)一般的な看護技術習得における実経験で完成する過程について調査を実施した結果、(1)精神科には、一般病棟には見られない予測技術があり、看護師のみならず、経験のある看護補助者でも当該技術を獲得している例があった。(2)一般的な看護技術において、看護技術の中には1人でできるようになるまでに①入職後一定の期間が必要であること、②その期間で重要とされているのは経験や練習であること、③1人でできるようになることが理想とするレベルとは言えないことが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ひとりでできるようになることが必ずしも看護技術の完成とは言えず、また、ひとりでできるようになることが卒業時の目標ともなりえないことが示されたことから、看護技術教育においては、基礎教育と現任教育の守備範囲を明確化し、看護技術集合教育からOJTに至る体系的な技術獲得過程を構築することにより、新卒看護師のリアリティショックを軽減し早期離職を防止できるとともに、現場と学校との共通認識の醸成に寄与すると考える。
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