研究課題/領域番号 |
15K11525
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 関西医科大学 (2018-2019) 東京工科大学 (2015-2017) |
研究代表者 |
太田 祐子 関西医科大学, 看護学部, 准教授 (70349778)
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研究分担者 |
山口 みのり 静岡県立大学, 看護学部, 准教授 (00369480)
上山 千恵子 関西医科大学, 看護学部, 研究員 (90751587)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | キャリア / ジェネラリスト / 物語 / ナラティブ / 看護師 / キャリア中期 / ピアグループ / 看護職 / リフレクション / 中堅 / ライフ・ストーリー / 中高年看護職 |
研究成果の概要 |
キャリア中期ジェネラリスト看護師の、キャリアを語る当事者の会を開催した。 参加者は【気後れする、とどまっている私】と自己評価が低かったが、《これでいいんだなと再び思え(た)》【語りの中で看護と私が見えて(くる)】きた。中堅看護師として《みえてくる看護の質を異端者の立場で思いあぐねる》など【養われた鑑識眼が看護の質をあぶり出す】ことも語られた。働き方としては、【置かれた縁に身を任せる】、【働き続けるために、仕事の仕方を整える】の両方が語られた。 個別のインタビューにおける語りを含めて、それぞれの看護職が自身の物語を描き、キャリアの見通しと意味づけを新たにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
キャリア中期ジェネラリスト看護師は、看護の最前線で実践する一方で特定の専門領域をもたず管理職に就かず「停滞」していると言われることもあった。しかし語りの場を得ると中堅看護師として養われた鑑識眼を伴う豊かな実践が表現され、看護実践やキャリアへの意味づけを新たにしモチベーションを得ていく契機となっており、こうした語りあい聴きあう場の重要性が示された。 中年期での加齢による体力の衰えが否めないなか、キャリア中期看護師が担う責任の増大や医療現場の重症化・入院日数の短縮化など看護の現場の負担が増し、家庭生活と仕事の両立が課題として改めて見出されるとともに、これへの対処を確認していく場ともなっていた。
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