研究課題/領域番号 |
15K11568
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
原田 通予 慶應義塾大学, 看護医療学部(藤沢), 講師 (40459673)
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研究分担者 |
野口 真貴子 北海道大学, 保健科学研究院, 准教授 (30459672)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | Work Engagement / GSES / 看護職自律性 / self-efficacy / 看護師・助産師自律 / 看護・助産管理 / 自己効力感 / 組織効果 |
研究成果の概要 |
本研究は看護師・助産師のWork Engagement(以下WE )の実態を明らかにすることを目的に実施された。結果、相談できる人の存在と活力、熱意、没頭、総合得点に有意な関係が認められた。職種は、すべての項目で有意な関係が認められ、管理職の平均値が有意に高かった。GSES標準化得点はWEの熱意、没頭、活力、総合得点と正の相関が認められ、WEが高い職員は自己効力感が高いことが明らかになった。 看護職自律性測定尺度の各下位尺度は、WEのすべての項目で正の相関が認められた。また相関が最も強かった下位尺度は「実践能力」であった。WEの向上によって看護実践能力が向上する可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、看護師・助産師のWork Engagementの現状を明らかにし、看護職の特徴を理解するとともに看護・助産基礎教育、現任教育の向上について検討することを目的とした。看護職の離職率について常勤者11.0%、新卒者7.9%であり、労務条件や教育研修体制の整備が影響していることが指摘されている。 看護職のWEを明らかにすることで質の高いケアを維持・実践するための労務環境の整備や看護職者の仕事に対する前向きな心理面を維持・促進するための実践的アプローチ法を構築することができる。
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