研究課題/領域番号 |
15K11573
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎看護学
|
研究機関 | 関西医科大学 (2018-2019) 神戸常盤大学短期大学部 (2015-2017) |
研究代表者 |
武 ユカリ 関西医科大学, 看護学部, 講師 (00363581)
|
研究分担者 |
三木 明子 関西医科大学, 看護学部, 教授 (30315569)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
|
キーワード | 身体的暴力 / 言葉の暴力 / セクシャル・ハラスメント / 訪問看護師 / 暴力のKYT / 危険予知トレーニング / 訪問看護 / 危険予知トレーニング(KYT) / 危険予知訓練(KYT) / 精神的暴力 / セクシュアルハラスメント / 地域連携 / セクシャルハラスメント / KYT / 暴力防止 / クレーム / 暴力 / 患者トラブル / 包括的暴力防止プログラム |
研究成果の概要 |
全国の訪問看護ステーションを対象に質問紙調査で身体的暴力29.8%、言葉の暴力36.8%、セクハラ31.2%が「ある」と回答、暴力は決して稀なことでないことがわかった。また、訪問看護ステーションの地域連携の低さと言葉の暴力、セクハラの発生に関連があると示唆され、言葉の暴力、セクハラの防止には良好な地域連携が重要であると考えられた。訪問看護師の暴力の体験をもとに暴力のKYT場面集を作成した。暴力のKYT場面集に基づき、暴力のKYT研修を実施した。研修後の調査では、暴力に対する個人の認識の変化、暴力のある利用者に対しチームでの取組みが進められている状況が示され、一定の効果があったと考えられる。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
訪問看護サービスの利用者のケアの質の担保には、訪問看護師の安全を確保しつつ、ケアの中断や中止をすることなく、利用者に継続的にケアを提供することが求められる。本研究で作成した暴力のKYT(危険予知訓練)場面集は、訪問看護の現場で発生する暴力の多様なリスクを網羅した訪問看護師のための教育用ツールの開発で、本邦初である。訪問看護師が暴力の発生の危険を予知し、訓練を行うツールとして使用することができる。
|