研究課題/領域番号 |
15K11582
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 武庫川女子大学 (2020-2021) 大阪大学 (2015-2019) |
研究代表者 |
師岡 友紀 武庫川女子大学, 看護学部, 教授 (40379269)
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研究分担者 |
吉村 弥須子 森ノ宮医療大学, 保健医療学部, 教授 (10321134)
梅下 浩司 大阪大学, 医学系研究科, 名誉教授 (60252649)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 生体肝移植 / 生体ドナー / 支援 / QOL / 移植看護 / 臓器移植 / 意思決定 / フォローアップ / リビングドナー / 周手術期看護 |
研究成果の概要 |
本研究は、術後の生体肝移植ドナーおよび、ドナー候補者を対象とした相談支援システムとして機能するWEBページを開発し、その効果を評価することを目的として実施した。先行研究、書誌、WEBサイトを研究者内で検討し作成したWEBページは、対象が安全に安心して体験の共有ができるよう、関係者のみ閲覧可とする設定となっている。また、内容は生体肝移植の実施施設や実施数、パンフレットへのリンクなど、情報収集を容易にするとともに、生体肝移植ドナーの経験に関する研究結果を掲載し、体験を広く共有できる場とした。研究者間で検討と改訂を重ね運用可能な状態となったため、今後は関係者の評価を得る予定である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
生体肝移植ドナーとその家族は「孤独感」を抱きやすいことが先行研究より明らかになっている。SNSはオンライン上で人間関係を構築することを可能とするツールであるが、プライバシーの保護の難しさや悪意あるメッセージにより対象が傷つくリスクもある。患者会の役割を果たす安全なWEBサイトにより、医療者による個別の支援だけではなく、共に支援し合える場の提供が期待できる。また、ドナー候補者にとっては情報収集の場ともなる。本研究の成果は、今後の生体肝移植ドナー支援の在り方を検討する基礎資料となるとともに、WEB患者会の施行例としての意義があり、他の患者会にも活用しうる成果がある。
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