研究課題/領域番号 |
15K11595
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
明石 惠子 名古屋市立大学, 大学院看護学研究科, 教授 (20231805)
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研究分担者 |
森木 ゆう子 大阪市立大学, 大学院看護学研究科, 准教授 (70374163)
江口 秀子 大阪青山大学, 健康科学部, 准教授(移行) (90512343)
中神 克之 名古屋市立大学, 大学院看護学研究科, 准教授 (20551237)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 倫理的行動 / 倫理的問題 / 救急看護 / 新卒看護師 / 専門看護師 / ジレンマ / 急性・重症患者看護専門看護師 / 救急看護師 |
研究成果の概要 |
救急部門に配属された新卒看護師の3年間の倫理的行動について次のことがわかった。1年目は業務を優先し、思うような看護ができないことへのジレンマを感じていた。2年目は医師や先輩看護師の行動を批判的にとらえていたが、自分の知識不足も自覚し、他者との価値観の違いに気づいた。3年目は倫理的課題に関する提案や多職種への働きかけができるようになった。 一方、救急看護の経験を有する急性・重症患者看護専門看護師は、非倫理的な状況に対する悩みの時期を経て、大学院での学びによって倫理的問題への関心を高めていた。倫理的判断ができるようになると倫理的問題解決への自信をつけ、さらに、組織の倫理的課題に取り組むようになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、救急部門に配属された看護師の就職後3年間の倫理的行動と、倫理調整の役割を担う急性・重症患者看護専門看護師の倫理的行動の修得プロセスの一端を明らかにした。そして倫理的行動を高めるための教育として、倫理的な気づきや倫理的問題が生じている場面や事例などについて自由に発言したり、議論したりすることのできる場の設定や、倫理的問題への関心の高まりに応じた学修機会の提供が示唆された。
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