研究課題/領域番号 |
15K11610
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床看護学
|
研究機関 | 森ノ宮医療大学 |
研究代表者 |
吉村 弥須子 森ノ宮医療大学, 保健医療学部, 教授 (10321134)
|
研究分担者 |
梅下 浩司 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (60252649)
久保 正二 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 准教授 (80221224)
師岡 友紀 大阪大学, 医学系研究科, 講師 (40379269)
|
研究協力者 |
萩原 邦子
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | 生体肝移植 / ドナー / 妊娠 / 出産 |
研究成果の概要 |
本研究では、生体肝移植ドナーの妊娠・出産の体験と妊娠・出産に伴う問題点を明らかにし、生体肝移植後に妊娠・出産を体験するドナーに必要な医療支援について検討した。 生体肝移植後に妊娠・出産を体験したドナーの子どもを持つことに対する思いと影響要因には、レシピエントの状態やドナー自身の体調がよいことが影響していたと考えられた。またレシピエントが小児の場合、レシピエントの世話や今後の状態悪化、これから生まれてくる子どもへの懸念も影響要因となっていた。生体肝移植ドナーが安定した身体状態で、安心して妊娠・出産を意思決定できるための医療支援体制を整えることが重要である。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
生体肝移植後に妊娠・出産を体験するドナーは、生体肝移植後から身体的苦痛と健康状態への不安を抱えており、妊娠・出産に対する不安も大きい。本研究において、生体肝移植後に妊娠・出産を体験したドナーの子どもを持つことに対する思いと影響要因を明らにしたことで、今後のドナーの身体・心理的負担の軽減、妊娠・出産に伴うリスクの回避、出産後のドナーおよびその家族の心理的危機の回避ができ、その結果ドナーおよびレシピエントとその家族のQOLの向上につながると考える。
|