研究課題/領域番号 |
15K11611
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 四條畷学園大学 |
研究代表者 |
藤永 新子 四條畷学園大学, 看護学部, 教授 (70508663)
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研究分担者 |
大田 博 四條畷学園大学, 看護学部, 講師 (10739775)
東 ますみ 神戸女子大学, 看護学部, 教授 (50310743)
鈴木 幸子 四條畷学園大学, 看護学部, 教授 (60285319)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2015年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
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キーワード | 糖尿病 / ICT / ソーシャルサポート / ピアサポート / 患者会 / ピア・サポート / 同病者支援 |
研究成果の概要 |
2型糖尿病の同病者支援の可能性に着目し、リアルタイムで情報交換が行えるWeb患者会と、対面式の患者会を融合させたシステムを構築した。1年間のシステム利用により、インターネット上ではリアルタイムな情報交換や情緒的支援に繋がった。さらに、インターネット上で互いの状況を把握しているが故、対面式の患者会では関係性が形成され、インターネットで率直な意見交換が行えるようになった。また専門家が補完する事で、いずれの患者会においても安心して情報交換が出来る場を提供することが出来た。今回、HBA1cの改善までには至らなかったものの、自己管理への動機付けや新たな情報の獲得により、生活習慣を見直す機会となった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、年々増加する糖尿病患者の自己管理支援として、特に患者同士の可能性に着目し、ICTと対面式の同病者を中心としたソーシャル・サポートシステムを構築しその有用性を検討した。医療者からの支援において必要な時に支援が受けれないという意見から、同病者の体験が自己管理の支援に繋がると考えた。その結果、個々の体験に根ざした経験的知識が情緒的支援や情報的支援に繋がった。同病者支援においてはICTを利用する事で時間や環境の制約無く比較的患者本位であるという点においては継続性が見込まれる。今後生活習慣病の患者の増加が推測される中、医療者に聞くほどでもないような気がかりが生活習慣の見直しに繋がるといえる。
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