研究課題/領域番号 |
15K11614
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 福岡県立大学 (2018) 純真学園大学 (2015-2017) |
研究代表者 |
福田 和美 福岡県立大学, 看護学部, 教授 (50405560)
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研究分担者 |
中尾 久子 九州大学, 医学研究院, 教授 (80164127)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 術後せん妄 / 患者 / 家族 / 協働 / 情報提供 / 看護師 / 情報共有 / 協働的ケア |
研究成果の概要 |
本研究は、患者の術後せん妄に対する看護師と家族の協働的ケアプログラムの開発を目指し、協働的ケアの基盤となる情報提供に着目し、看護師と家族の情報共有の現状把握を目的とした。まず、術直後の患者の家族とケアを行う看護師各8名にケアや面会時の参加観察と半構造化面接を行ったところ、看護師の情報提供内容と家族の求める情報内容の相違がみられた。 次に術後せん妄患者の家族への情報提供について、看護師5名に半構造化面接を行った。看護師は家族の心理状態や理解度、関係性から情報量や内容を決定し、情報提供を行っていた。また、安全確保のための身体拘束については、説明し同意を得ているものの、倫理的葛藤を感じていた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究において、術直後の患者の家族の求める情報と看護師の情報提供内容の違いが明らかになり、家族のニーズに応じた看護師の細やかな情報提供の必要性が示唆され、術後の患者家族の支援の検討に役立つといえる。また、看護師の術後せん妄患者の家族への情報提供の実態から、看護師が家族と密なコミュニケーションを取り、情報共有を行うことが、看護師と家族が協働して患者の術後せん妄ケアの強化になり、術後患者の回復促進につながる。
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