研究課題/領域番号 |
15K11640
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
吉岡 さおり 京都府立医科大学, 医学部, 准教授 (60454881)
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研究分担者 |
片山 はるみ 浜松医科大学, 医学部, 教授 (90412345)
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研究協力者 |
梶山 倫子
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | がん患者 / 終末期 / 在宅療養 / 移行支援 / 教育プログラム / 終末期がん患者 / 在宅療養移行 / 職種間連携 / 在宅療養移行支援 / コミュニケーションスキル |
研究成果の概要 |
本研究は、終末期がん患者の在宅療養移行の促進を目指し、看護師を対象とした教育プログラムの開発を目的とした。在宅療養移行支援における役割として、患者家族を中心に見据えた看護実践、職種間連携力の発揮、自己の立場を自覚した行動、役割開発の4つの視点が明らかとなった。これらの視点をもとに在宅療養移行支援役割行動項目を作成し、調査を実施した結果、教育プログラムの内容として、職種間連携を促進するチームビルディング、人間関係を第一に考えた関係調整のコミュニケーションスキルの有効性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
終末期がん患者の在宅療養には様々な困難がある一方で、住み慣れた家で人間関係を維持しながら最期の日々を過ごす患者の満足感、家族の成長や絆の強化をもたらすことも期待され、最期までその人らしく過ごすための場として在宅療養を選択し、実現可能にしていくことは意義深いことであるといえる。在宅終末期ケアの推進は国策としても取り組まれており、がん対策推進基本計画においても質の高い医療従事者の育成が課題として挙げられている。このような状況において、本研究における教育プログラムは在宅療養移行を推進する人材育成の一助となるものであり、終末期がん患者とその家族のQOLの維持向上に貢献するものであると考える。
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