研究課題/領域番号 |
15K11648
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 同志社女子大学 |
研究代表者 |
葉山 有香 同志社女子大学, 看護学部, 講師 (30438238)
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研究分担者 |
大石 ふみ子 聖隷クリストファー大学, 看護学部, 教授 (10276876)
光木 幸子 同志社女子大学, 看護学部, 准教授 (70269778)
伊藤 健一 奈良学園大学, 保健医療学部, 教授 (30342223)
南 裕美 武庫川女子大学, 看護学部, 助教 (90779240)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | がん / 放射線 / 前立腺 / 看護 |
研究成果の概要 |
前立腺がんでIMRTを受ける患者に対して、膀胱内蓄尿の再現性の実態と治療に伴う苦痛、患者のセルフケア行動を調査し、看護援助を実施した。その結果、1)治療計画時と治療中の膀胱内容量がほぼ同程度の対象もみられる一方、容量が2倍以上となっている対象も存在したこと、2)対象の半数程度に排尿障害症状がみられたこと、3)治療中のセルフケア行動には、個人差が大きいことが明らかとなった。本調査を踏まえ、水分摂取を促す看護介入を行うことにより、対象は治療期間中の有害事象に対処するだけでなく、蓄尿を行うことに対する認識が高まり、急性期有害事象は軽減するという希望や見通しをもつことにつながると示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
前立腺がん患者は、今後さらに増加することが予測される。放射線療法は、前立腺がんにおいて手術と同等の治療成績が得られていること、がん対策基本法・がん対策推進基本計画においても、放射線療法が注目を浴びていることから、今後もIMRTを受ける患者は増加すると考えられる。本研究により、IMRTを受ける前立腺がん患者に膀胱内蓄尿を促し、治療計画時の膀胱内蓄尿量に対する再現性を高める看護援助の方向性が検討された。これは、IMRTの照射精度を高めることにつながり、治療効果の向上および有害事象の低減を通して、IMRT治療中の患者のQOL向上に貢献するものと考える。
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