研究課題/領域番号 |
15K11651
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 徳島文理大学 |
研究代表者 |
上田 伊佐子 徳島文理大学, 保健福祉学部, 准教授 (90735515)
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研究分担者 |
雄西 智恵美 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 教授 (00134354)
太田 浩子 川崎医療福祉大学, 医療福祉学部, 講師 (90321207)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 女性がん / がんサバイバー / 心理的適応 / 尺度開発 / 女性性 |
研究成果の概要 |
女性がんサバイバーの心理的適応を測定する尺度を開発し,その信頼性,妥当性を検証することを目的とした.予備調査を基に,尺度の質問原案32項目を作成し,女性がんサバイバーに調査した.有効回答304を項目分析と因子分析した結果,20項目4因子からなる尺度が完成した.Cronbach's α係数は0.72以上であり内的整合性を示し,外的基準による基準関連妥当性,検証的因子分析よる構成概念妥当性が確認できた.PAWCSは一定の信頼性と妥当性を確保しており,今後,臨床で活用されるなかで,女性がんサバイバーの心理的適応を測定する有用な尺度になり得ることが示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
女性がんサバイバーは病気の成りゆきへの不確かさに加え,生殖に絡む問題や女性性の喪失などの問題も有することから,うつや適応障害などの有病率が高いといわれている.本研究では,現存のQOL尺度では捉えることができなかった女性がんサバイバーの心理的適応を測定する尺度を開発した.本尺度は,女性としてのしなやかな力強さや感情表出など女性がんサバイバーの特性を捉えた質問項目で構成されている.本尺度を看護介入の視点の抽出や成果評価に活用することで,女性がんサバイバーの主体的な生き方を支えていくための心理社会的介入研究が促進されていくことが期待できる.
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