研究課題/領域番号 |
15K11672
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生涯発達看護学
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研究機関 | 福岡県立大学 |
研究代表者 |
江上 千代美 福岡県立大学, 看護学部, 教授 (50541778)
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研究分担者 |
田中 美智子 宮崎県立看護大学, 看護学部, 教授 (30249700)
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研究協力者 |
Sanders Matthew R.
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 養育レジリエンス / 発達障害のある児 / 子育てへの適応 / 精神的健康 / 母親 / 発達障害のある小児 / 子育て / トリプルP / 発達障害児 / ストレス / 認知行動療法 / トリプルP(認知行動療法) |
研究成果の概要 |
発達障害のある子の母親の養育レジリエンスを向上することを目的に、認知行動療法(Stepping Stones Triple P:以下、トリプルP)による介入を行い、トリプルP介入前後の母親のレジリエンス、子育てへの適応、精神的健康について検討した。その結果、トリプルPの介入によって、母親の養育レジリエンス、子育てへの適応、精神的健康の全ての尺度において、介入前より介入後が有意に上昇した(p<.001)。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
発達障がいのある子ども親は子どもの情緒や行動の問題に上手く対応できないことやメンタルヘルスを低下させやすく、これらは子どもに影響し、情緒や行動の問題が悪化するという負の連鎖を導きやすい。この問題を解決するには、親の養育レジリエンスを向上させる支援が必要である。今回の結果から、トリプルPによる親への介入は養育レジリエンスを向上させ、子育てに適応し、メンタルヘルスを改善させることができる。これは発達障がいのある子どもの生活基盤である家庭が安定し、子どもの生活習慣や社会への適応を促すことにもつながるために親の養育レジリエンスを向上させるトリプルPによる親支援は社会的意義が大きい。
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