研究課題/領域番号 |
15K11673
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生涯発達看護学
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研究機関 | 大分県立看護科学大学 |
研究代表者 |
梅野 貴恵 大分県立看護科学大学, 看護学部, 教授 (70382447)
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研究協力者 |
内田 六郎
角沖 久夫
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 更年期女性 / 授乳経験 / エクオール産生 / LDL-コレステロール / 中性脂肪 / 骨代謝マーカー / SMI / 更年期 / 授乳婦 / 脂質 / 糖 / 骨代謝 / エクオール |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、健常な更年期女性の糖・脂質代謝亢進予防のために大豆イソフラボン活性代謝物(エクオール)サプリメントを12週間摂取し、その効果を検証することである。40~60歳の糖尿病、高血圧、脂質異常症、骨粗鬆症等で治療を行っておらず大豆アレルギーのない健常な更年期女性を対象に調査した。エクオール産生者は、閉経群では43.5%、有経群では34.8%であった。閉経後女性の授乳経験者は、非授乳群に比べLDL-C、TGともに低く、基準値内であった。40~50歳代の健常な女性が12週間のエクオールを摂取することは、脂質代謝や更年期症状を増悪させず、現状維持または改善する可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
エクオールの産生能には個人差があり、日本人で産生できる人は約50%と報告されているが、50歳代未満のエクオール産生能は低下傾向といわれていた。本研究で、若年層ほど、エクオール産生能が低下していることが示され、幼少期からの大豆摂取の必要性が明らかとなった。また、授乳期女性の方がLDL-CやTGは基準値内にあることから将来の自身の健康管理のためにも母乳育児を継続することが望まれる。エクオールサプリメントは、脂質代謝の状態を維持し、更年期症状を改善することが示されたので、40歳頃からの健康維持のために予防的にエクオールを摂取することは推奨される。
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