研究課題/領域番号 |
15K11679
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生涯発達看護学
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研究機関 | 群馬パース大学 |
研究代表者 |
中島 久美子 群馬パース大学, 保健科学部, 准教授 (50334107)
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研究分担者 |
廣田 幸子 群馬パース大学, 保健科学部, 准教授 (00587678)
臼井 淳美 群馬パース大学, 保健科学部, 講師 (20444929)
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研究期間 (年度) |
2016-01-27 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 高年初産婦 / 夫婦関係 / プログラム開発 / 介入効果 / 夫婦の親密性 / プログラム評価 / 介入研究 / 家族看護学 |
研究成果の概要 |
1.高年初産婦の身体的精神的健康を高め、夫婦の親密性の強化を目指した妊娠期プログラムを開発、実施した。プログラムは講義と参加型演習で構成された。プログラム内容は参加者の80%が妻の身体的精神的負担を認識し、85%は夫のサポートの重要性を実感し、85%は産後の夫婦間のコミュニケーションの有用性を理解した。 2.プログラム評価を2群で比較した(参加群15組、対照群15組)。夫のサポートへの妻の満足度は、対照群で産後1ヶ月よりも3ヶ月で下位尺度「夫の家事と育児」が有意に低く(p <.05)、妻のEPDS(エジンバラ産後うつ病自己評価表)は参加群で産後1ヶ月よりも3ヶ月で有意に低かった(p <.05)。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で開発した高年初産婦の夫婦を対象とした妊娠期プログラムは、高年初産婦の身体的精神的健康と夫婦の親密さを高めるプログラムであることが参加者のプログラム理解度および満足度から確認された。さらに、妊娠期プログラムの参加群と対照群との比較検討した結果、参加群は夫のサポートへの妻の満足度の低下を回避でき、妻の精神的健康は産後3ヶ月で回復が確認された。近年、我が国で増加している産科的ハイリスクの高年初産婦が産後の身体的精神的健康を高め夫婦の親密性の発展を目指したこのプログラムを国民に広く活用することにより、学術的意義および社会的意義がある研究といえる。
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