研究課題/領域番号 |
15K11689
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生涯発達看護学
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研究機関 | 関西医科大学 (2018) 森ノ宮医療大学 (2015-2017) |
研究代表者 |
酒井 ひろ子 関西医科大学, 看護学部, 教授 (90434927)
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研究分担者 |
大橋 一友 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (30203897)
橋本 富子 森ノ宮医療大学, 保健医療学部, 教授 (70701861)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 更年期女性 / 受動喫煙 / 更年期症状 / 抑うつ症状 / 能動喫煙 / 生活習慣病 / 卵巣機能 / 更年期 / 更年期周辺期女性 |
研究成果の概要 |
本研究の対象者は、日本人男性の喫煙率が80%を超え、副流煙に長期間に曝された対象者で平均年齢は48.32±3.17歳であった。自記式質問紙調査の結果、喫煙だけでなく受動喫煙の暴露にも更年期症状と抑うつ重症度を悪化させるリスクが示された。尿中コチニン値で評価した喫煙状況と暴露状況さらには、対象者の全生涯に渡る累積暴露推定量を半定量化式を用いて評価した結果ともに、喫煙に加え受動喫煙が更年期症状を悪化させるリスクとなる可能性を示唆した。さらには複数の要因の効果を調整する統計手法を用いた結果でも、受動喫煙が更年期症状を悪化させるリスクとなる可能性を示唆した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は能動喫煙と受動喫煙が及ぼす更年期女性の健康への影響を評価した。卵巣予備能低下を早めるリスクの特定には至らなかったが、能動喫煙だけではなく受動喫煙が更年期症状と抑うつを悪化させ生活習慣病のリスクとなる示唆を得た。女性の健康寿命の延伸とQOLの向上のために、生涯にわたる女性の能動・受動喫煙の予防的取り組みが重要である。
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